活動報告

神栖町毒ガス問題② 恒久平和議連「茨城県神栖町現地調査」

■ 旧日本軍の毒ガス問題で茨城県神栖町を視察 7月23日、私たち恒久平和のために真相究明法の成立を目指す議員連盟(以下略称、恒久平和議連)では、7月10日に行なった勉強会に引き続いて、旧日本軍の化学兵器遺棄事件についての現地調査を行ないました。
 
〇日程
9:30  衆議院第二議員会館前出発
11:00 茨城県神栖町保険福祉会館到着・県担当者と打合せ
13:00 神之池での水質調査、A地区・B地区視察
14:00 記者会見 保険福祉会館
15:00 神栖町役場にて神栖町よりヒアリング
16:30 神栖町出発
18:30 衆議院第二議員会館前到着

1.茨城県担当者との打合せ 
  茨城県の担当者との打合せでは、まず担当の方々から一通りご説明を頂き、その後質疑応答を行ないました。
私たちからは、県に対して今までの調査地点の数や、その箇所の問題、水脈についての調査を行なうべきであることなどを質問・提言しました。
 私自身も、この問題については今回最初に有機ヒ素化合物が発見されたいわゆるA地区の井戸をなぜ埋め返してしまったのか、ジャリ採取の穴を埋め戻した土が原因であったのか、検査をした井戸を点でなく面で捉えられるような資料はないのかということなどを質問しました。2.神之池水質調査とA地区・B地区の訪問
 今回の視察の大きな目的として、神之池(ごうのいけ)の水質調査がありました。私たちは、現地に視察に入るにあたってある仮説を立てていました。それは敗戦直後、旧日本軍が慌てて化学兵器を遺棄した。その際、速やかに作業を済ませるために水面に投機を行なったのではないか。そして長年をかけて、水中や埋立てられた土中で破損などした化学兵器から有機ヒ素化合物が染み出してこの地域の多くの世帯で使われている井戸の水源に染み渡って行ったのではないだろうかということです。
 この仮説を検証するため、日本環境学会の副会長の坂巻幸雄先生に今回の視察に同行していただき、まず神之池の水を採取して調査を実施しました(現在詳細な調査を実施していただいています)。戦時中陸・海軍の神之池飛行場に隣接したこの神之池が、有機ヒ素化合物の検出された木崎地区などの井戸へ続く水脈の原点でありその水脈に乗って有機ヒ素化合物が浸透していったとしたら・・・。
 地質の調査を具体的に実施し、神栖町の地下水脈の流れを調査すべきだというのは、神栖町において更なる被害者を出さないために真に原因究明を行なわなければならないという考えからなのです。
 神之池の水質調査の後、私たちはA地区、そしてB地区を訪問しました。B地区においては、住民の方の声を聞かせていただきました。現地調査においては、やはり実際に被害に遭われた方々の切実な声を伺うことができ、今後政府などに働きかけを行なってゆく際の大きなヒントを頂けたと考えています。
 
3.記者会見
 14時から神栖町保険福祉会館に戻って、記者会見を行ないました。ここでは、恒久平和議連の考え方や、今回水質調査に重点を置いた訳、今後の対応として政府に質問趣意書を提出することなどを発表しました。

会議で県担当者に質問をする私

質問を受ける県担当者

ヒ素を検出した井戸を視察し説明を聞く

2003年7月29日

神栖町毒ガス問題① 恒久平和議連「神栖町毒ガス事件についての勉強会」を実施

■ 恒久平和議連で「神栖町毒ガス事件についての勉強会」を実施 7月10日(木)、衆議院第二議員会館第1会議室において、恒久平和議連(正式名称:恒久平和のために真相究明法の成立を求める議員連盟)の主催による「神栖町毒ガス事件についての勉強会」を実施しました。(出席:10名 代理出席9名 ほか多数の市民の方々)
 私達の議連が国会に提出している国立国会図書館法の一部を改正する法律案(別称:恒久平和調査局設置法案)の、事実を調査し真相を明らかにしてゆくという趣旨から考えて、旧日本軍の遺棄化学兵器が原因となっているこの問題は、当然にテーマとして浮かび上がってきたものです。
 この問題は、過去を見つめるという視点の欠如により、神栖町に住む人々の身体に実際に危害が出てしまっている非常に深刻な問題であると考えています。今後も、積極的にこの問題について調査を継続し、真相を明らかにする努力をしなければならないと感じています。
 本日は、講師に化学の専門家の常石敬一先生(神奈川大学教授)と、地質の専門家である坂巻幸雄先生(日本環境学会副会長)をお招きし、それぞれの専門の見地からみた、この問題に関する講演をして頂きました。
 なお、今月中に現地に入り再度調査をする計画をしております。

2003年7月15日

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