以前よりスマトラ沖大地震・津波被害の実態を自分の目で確認して、災害に対する想像力と対応策を身につけておきたいと視察の機会を窺っていた。
しかし、すぐに行動が取れなかった一番の理由は、この規模の地震の後には必ず余震が伴うことを聞いていたからだった。
それでも自らの「運」を信じて、行動を決意し3月28日タイはバンコックからプーケットの空港に到着。
趣旨を話し車をチャーターして島の西海岸の被害状況をみてまわる。
運転手が、被害の大きかったポイントに車をとめては説明をしてくれる。「ここに、500人の遺体が集まっていた」と何もなくなった海岸を指さす。
自然の前にいかに人間に力が小さく、津波の破壊力にたいして不可抗力であったか・・・ここにきて観てよく理解ができた。
さらに、kamaraビーチの壊れたレストランで営業を再開した経営者は、私に津波の状況を必死に説明してくれた。
「あなたの家族に幸せが戻るように」と言葉をかけて、まだ話続けようとするおかみさんの肩に手をまわして頷き、決して忘れない事を伝えて別れてきた。